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ホーム > 本さえあれば、日日平安 > 2020/05/05:更新  
Column Peaceful Days 本さえあれば、日日平安

2020/05/05のコラムです。

コラムの内容
 
僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

著者:
山中伸弥 羽生善治 是枝裕和 山極壽一 永田和宏
出版社:
文藝春秋
ドラマや映画、また音楽番組、情報番組でもそうだが、画面を見ながらつい言ってしまったことを、妻から「あ~それ前に聞いた。もう100回ぐらい聞いた。」と冷たく返されることがある。
出演されている人を指し「あっ、この人、同い年なんよ!」と自慢げに言うからだ。

それがどうした、という話題だ。知り合いでも何でもない。たまたま同じ年に生まれていたというだけだ。
でも同学年だとわかると、俄然その人に親しみがわく。その名を耳にするとつい反応してしまう。

なにせ「タメ」なのだ。調子に乗り、「おっ、同級生!」と言ってしまうこともある。すると、さらに冷たい表情で「はぁ~同級生?」と妻から突っ込まれる。「同じクラスにおったん?あの人が」
おっしゃる通り、残念ながら同じクラスに彼らは居なかった。それでも、くじけずに言おう。
私は、トム・クルーズや藤井フミヤと同級生だ!

妻から指摘されるまでもないが、同い年とはいえ彼らは私とはオーラが違う。業界が違うから仕方ない。オーラの種類が違うのだ。
でも何故だろう、「あなたにはオーラがあります💛」という人に、これまで出会ったことがない。不思議だ。
もしかして、私から出ているのは加齢臭だけなのか…

そんなはずはない。どうやら私のオーラが見えるのは、子どものように純粋無垢な優しい心の持ち主で、嘘のつけない素直な人だけのようだ。だから妻には私のオーラが見えないのだ。
それに私のオーラが見えるのは、私と同じく少しシャイな人達なのかもしれない。そんな恥ずかしがり屋な人の背中を押すため、“出てこいや!”と高田延彦に言ってもらおう。もちろん同級生のよしみで。

『僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう』
文春新書
山中伸弥 羽生善治 是枝裕和 
山極壽一 永田和宏  

京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ 一歩踏み出せば、何かが始まる!」。どんな偉大な人にも、悩み、失敗を重ねた挫折の時があった。彼らの背中を押してチャレンジさせたものは何だったのか。

本書の中にも私の同級生が2人。iPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞を受賞された山中教授、「万引き家族」でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞された是枝監督。
彼らの若い頃の挫折や失敗談は、同じ時を生きていた私にも起きていた現実であり、身近に感じられる話だ。偉大な人の若い頃の経験とそこから得られた教訓は、若者だけでなく「同級生」である私も励ましてくれる。
 
例えば、いま日本で暮らしているすべての人が、日本というクラスの同級生と言えないだろうか。そして他の国の人たちは、たまたまクラス替えで今は別のクラスにはなっているが、やはり同学年だ。
いま全世界で起きている苦しい出来事を乗り越えるためには、同じ時を生きている同級生という連帯感が必要ではないだろうか。

終息した暁には、体育祭のクラス対抗リレーで盛り上がり、文化祭ではクラスの仲間とバンド演奏、そして模擬店での食べ歩きを楽しむ。
今は、そんな日が来るのを同級生と待ちたい。
 
  (2020/05/05おわり)
 
Column Peaceful Days
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