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啓文社・井上いつかさんのコラム「いつか読書をする人へ」
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ホーム > 井上いつかの「いつか読書をする人へ」 > 2021/01/03:更新  
Inoue Itsuka Review Corner 井上いつか・いつか読書をする人へ
 コミック

2021/01/03のコラムです。
コラムの内容
 
僕と妻の小規模な育児③

著者:
福満 しげゆき
出版社:
講談社
『僕の小規模な失敗』から続く私漫画シリーズの第五弾、福満夫妻の育児漫画の三巻です。

作品内で、福満上の子ちゃんと同い年の息子は、お年玉でルービックキューブを買いました。わたしにはあり得ないチョイス。ずっと前から思っていたけど、変わっている…。そして、買ったその日のうちにもう4回も完成させている。わたしは、人生で1回も完成させられたことがない、一面くらいしか揃えたことがないのに!!
どうやら今頃のには攻略の説明書が付いている。なーんだ、わたしもやってみよう。

一時間後

…ぜんぜんできない。考えすぎてはきそうになってきた…。息子に、どうやったらできるの?と聞いたら、
『説明文を読めば、できる』
しか言わない。
ああ、もう説明書も見ないで、15分くらいで易々と完成させてゆく…。

母親だから、なのでしょうか。
子どもと自分を同一視してしまう。何よりも深く愛するあまりに、自分とは別の考えを持つ他者なのだということが、しばらくの間、なかなか納得できませんでした。
ちょっとした子どもへの指摘や批判がわたしの逆鱗で、それに触れるものは夫であっても絶許でした。

でも、そんな風にいつまでもやっていけない。わたしも子どももどんどん息苦しくなるだけです。

福満さんの、父親ならではの、子どもを他者として見られる立ち位置にすごーく心が楽になります。
もちろん、全身全霊で子どもの事を案じてしまう妻の立場に共感のうなづきで首がもげそうになります!
共感と、具体的な対策、そして最後に一番大事なあきらめというか、子どものありのままを受け止めること。

わたしに必要なすべてが揃っているコミックです。

いやー、ほんとに、子どもとわたしは、まったく別の人間なんですね。

ルービックキューブって、色を揃えたら頂点じゃないんだ…いろんな柄を作ったりする遊び方もあるんですね。
ほんと、もう教えてもらうばっかりです。

 
  (2021/01/03おわり)
 
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