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いつか読書をする人へ

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井上いつかがおすすめする本です。


啓文社スタッフ「井上いつか」による本のレビューです。井上いつかがお送りするコラム!
啓文社のスタッフであり、『本の虫』としても有名な「井上いつか」がオススメする本のコラムです。さて、今回はどんな本でしょう?

2023/09/04 更新

いつか読書をする人へ


井上いつかがおすすめする本です。


フィクション

ちぎれた鎖と光の切れ端

著者:荒木あかね

出版社:講談社

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ちぎれた鎖と光の切れ端

迎えの来ない無人島。
大海原に浮かぶ客船。
吹雪に閉ざされた山荘。
それとも…今この場所も?

わたしたちはいつでもクローズドサークルに囚われている。
ほらその仲間。学校。部活。家族。組織。
自由を阻まれ、多くの制約に縛られ、何かを奪い奪われている。時にはその命さえも。

復讐ですら『正しく』行うことが難しいこの世界。あなたの『正義』や『断罪』それは本当にあなたが振るうべきものなのでしょうか?本当にあなただけのものなのかしら?
群れでしか生きられないわたしたちは気づかないうちに何かに絡め取られていて『自分』と思っているのは本当にわたしだけの気持ちか分からなくなってくる。こわい。

でも、大丈夫。
この本があれば!
『正しさ』がわからなくても、どんな場所に閉じ込められても、自分のこころの指針を思い出させてくれる。
最高の攻略本です。

そしてなにより、面白いっっ…!!
最初『ぶ厚っ!』と思ったけれど読み進めるうちに、まだまだあとこんだけある…と嬉しくなります。最後らへんには『もっと分厚くあれ!!』と思うくらいでした。

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