めでたしめでたし。
の、後が気になって仕方なかったあなたやわたしのための小説です。

昔ばなしやおとぎばなし。教訓や不可思議を残して物語は終わります。しかし、その事件や怪異を経験した懐かしい登場人物たちはどんな気持ちを抱え生きていくのか。
あんな目やこんな目にあった後、彼らはそれを消化しきれるのか。
考えても考えても空想は尽きません。

そしてこちら第3弾がでました！
わたしの気になっていた彼らが、物語の終わりを抱えたまま登場します！たまらないぜ！
密室やクローズドサークルの出てくる本格ミステリを舞台に理路整然とした推理や謎解きが繰り広げられます。けれども謎を解くのになぜか昔ばなしならではの『不思議』が同居している。
そんなトリックや動機や殺害方法があるなんて‥！

かわいい‥おそろしい‥ぶきみ‥ふしぎ‥
昔ばなしって何らかの教訓が含まれるものだと思いますが、こちらの物語は昔ばなしに現代のエッセンスが加わりどれも二重三重の複雑さです。
わたしたちのずっと後に、これは令和の昔ばなしとして語り継がれる‥のかも？
後世の人に、この物語の、この時代の教訓を読み取ってみてもらいたいです。